外国人向け動画マニュアル(多言語対応e-ラーニング)作成ツール3選

公開日:2025/10/17

グローバル化が進むなかで、企業や工場、サービス業などの現場では、外国人スタッフの教育や研修がますます重要になってきています。とくにマニュアルや業務手順を伝えるには、単なる文章だけでは理解が難しい場面も多く、動画を活用したわかりやすい学習ツールが求められています。

そこで今回は、外国人スタッフ向けに役立つ動画マニュアル作成ツールを3つ紹介します。導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

OTOクリエイタ

OTOクリエイタ(株式会社高電社)の画像1
引用元:https://otocreator.jp/promotion/index.html
会社名 株式会社高電社
住所 【本社】〒102-0092 東京都千代田区隼町2-13 Jプロ半蔵門ビル3階
TEL 03-6705-5720

「OTOクリエイタ」は、株式会社高電社が提供する多言語AI音声合成サービスです。全15言語に対応しており、幅広い分野での動画マニュアルやeラーニング教材に活用できます。

ここでは、OTOクリエイタの特徴や強みをくわしく紹介します。

全15言語・50話者に対応

OTOクリエイタは、主要な英語や中国語、韓国語をはじめ、近年需要が高まっているベトナム語、ミャンマー語、インドネシア語など幅広い言語をサポートしています。これにより、日本の製造業や物流業で多く働く外国人スタッフに対して、母語での教育を実施できます。

さらに、男性・女性、落ち着いた声質から明るい声質まで、50種類以上の話者から自由に選べます。現場の雰囲気や学習者の特性に合わせて、柔軟にカスタマイズできる点が魅力です。

また、作成した音声データは利用期間の制限がなく、商用目的での利用も可能です。ファイル作成数や用途の制限もなく、定額制なのでコストパフォーマンスも抜群です。

イントネーションや話す速度を調整できるチューニング機能搭載

AI音声合成は便利ですが、機械的に聞こえてしまうと学習効果が落ちてしまいます。OTOクリエイタには、イントネーションや抑揚、発話速度を細かく調整できるチューニング機能が搭載されているため、自然で聞き取りやすい音声を作成できます。

初級者向けの教材であれば、ゆっくりと区切りを強調した音声を設定したり、中級者以上にはより自然なスピードで提供したりといったように、柔軟に使い分けできます。さらに、人名や地名、固有名詞の読み間違いを修正するためのユーザー辞書も用意しています。アルファベットの略称を略さずに読ませたいときにも便利です。

プロの翻訳家による受託制作も可能

自社で翻訳や教材作成を行うリソースが限られている場合には、プロの翻訳家による受託制作サービスもおすすめです。各言語のネイティブ翻訳者が翻訳することで、より正確で自然な表現を実現します。とくに、安全マニュアルや医療分野の教材など、誤訳が許されない分野において、心強いサポートとなります。

また、多言語動画の作成や編集にも対応しており、社内に専門スタッフがいなくても高品質なコンテンツを手に入れることができます。

Wi COURSE

Wi-COURSEの画像
引用元:https://wicourse.net/
会社名 株式会社菅原設備
住所 愛知県津島市元寺町三丁目21番地2
TEL 0567-24-1743

「Wi COURSE」は、株式会社菅原設備が提供する動画マニュアル作成ツールです。複雑な操作を必要とせず、スマートフォン1台あれば撮影から編集、配信まで完結できる手軽さが魅力です。

ここでは、Wi COURSEの特徴や強みをくわしく紹介します。

スマホで簡単にオリジナル動画マニュアルを作成できる

Wi COURSEの最大の特徴は、スマートフォンを使ってオリジナルの動画マニュアルをすぐに作成できる点です。現場で作業している様子をそのまま撮影することで、実用的な研修・教育マニュアルが完成します。自社サーバーやシステム開発が必要なく、コストを抑えて導入可能です。

受講者は動画で実務を学べるため、即戦力として活躍できる人材育成に期待できます。また、動画はスマートフォンやタブレット向けに画面を最適化されているため、受講者はいつでもどこでも勉強できるのも魅力のひとつです。

外国人研修に役立つ多言語対応

Wi COURSEは多言語翻訳に対応しており、日本語で撮影した動画をそのまま外国語字幕付きで配信できます。英語や中国語、ベトナム語など、100カ国以上の言語に対応しており、多国籍スタッフが多い現場でとくに有効です。

これにより、言語の壁を理由に教育が進まないという問題を解消できます。母語で学ぶことで、よりスピーディーかつ正確に実務を理解できるようになります。

結果として、外国人スタッフが自信をもって業務に取り組めるようになり、離職防止や定着率向上にもつながります。実際に、Wi COURSEは、建設現場や教育現場、製造業、農業など、幅広い業種で活用されています。

受講者の学習状況を可視化

Wi COURSEで作成した動画マニュアルは、配信後に受講生の視聴状況や学習進捗を管理画面で確認できます。誰がどこまで学習を進めたのか、理解度テストの結果について、といった情報を一目で把握できる仕組みが整っています。

管理者は、学習状況を踏まえて、習熟が遅れているスタッフを早めにフォローしたり、教育計画を調整したりといった対応が可能になります。一人ひとりの進捗が可視化されることで、学習のばらつきを減らし、全体のスキルアップを効率よく進められる点が大きな強みです。

クロボ

クロボの画像
引用元:https://crobo.world/video-manual/
会社名 株式会社クロボ
住所 大阪府豊中市曽根西町二丁目4番41号
TEL 050-5236-2809

「クロボ」は、多言語対応の動画マニュアル作成に特化したサービスです。単に動画を作成するだけでなく、マニュアルの設計段階から支援してくれるため、教育や研修を効率化したい企業から注目を集めています。

ここでは、クロボの特徴や強みをくわしく紹介します。

追加料金なしで10言語対応

クロボは、標準機能として10言語に対応しています。同様のサービスのなかには、主要言語以外には追加料金がかかるケースもありますが、クロボであれば追加料金が発生しないため、多国籍労働者が多数働く業種におすすめです。英語やベトナム語、インドネシア語、中国語といった主要言語はもちろん、幅広い言語に対応しています。

字幕や音声を多言語化できることで、現場スタッフが自分たちの母語で学べる環境を整えられます。なお、クロボでは、独自でAI翻訳マシンを開発しており、過去動画10,000本以上のデータを蓄積しています。以前間違えた翻訳は同じ間違いを起こさないように学習させているため、高い精度に期待できます。

教育・採用コスト削減に役立つ

クロボの動画マニュアル作成サービスを導入することで、教育にかかる時間とコストを大幅に削減できます。従来は、担当者が個別で指導したり、通訳を手配したりする必要がありましたが、クロボの動画マニュアルを使えば、いつでもだれでも同じ内容を学習可能です。これにより、指導者の負担を軽減しつつ、教育の均一化を実現できます。

さらに、教育体制が整うことで、新規スタッフが安心して働ける環境が生まれ、離職率の低下にも貢献します。採用コストの削減や定着率向上といった効果も期待でき、企業全体の人材活用において大きなメリットとなります。

マニュアルの設計から作成、伴走支援までワンストップでサポート

クロボは、単にツールを提供するだけでなく、マニュアルの運用設計から作成、さらに運用に至るまでをワンストップでサポートしています。初めて動画マニュアルを導入する企業にとっても、専門スタッフによる伴走支援が受けられるため安心です。

また、トライアルプランを用意しており、5本の動画を10万円にて請け負っています。まずはお試しで利用してみたい企業にもおすすめです。基本プランと同様に10言語の字幕納品に対応しており、チャットや電話でのサポートも受けられます。

まとめ

外国人向けの教育を効率化するには、動画を活用した多言語対応のマニュアル作成ツールが非常に有効です。文章や口頭だけでは伝わりにくい内容も、動画と母語での解説を組み合わせることで理解度が高まります。

ツールによって編集機能の充実度や対応できる言語数など、異なる特徴があるため、自社の業務内容や教育体制に合わせて選ぶことをおすすめします。まずは優先すべきポイントを明確にし、複数のサービスを比較検討するといいでしょう。

今回紹介した動画マニュアル作成ツールが気になる方は、まずは気軽に問い合わせてみましょう。本記事が参考になれば幸いです。

PR翻訳会社発!高精度&自然な多言語AI音声生成サービス【無料プランあり】

おすすめのAI音声生成サービス比較表

イメージ引用元:https://otocreator.jp/promotion/index.html引用元:https://www.ai-j.jp/products/cloud_voice/引用元:https://readspeaker.jp/
会社名OTOクリエイタ
(株式会社高電社)
AITalk® 声の職人®
(株式会社エーアイ)
ReadSpeaker
(HOYA株式会社)
特徴人間に近い自然でなめらかな音声子供から大人まで豊富な話者簡単な導入ですぐに使える
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら